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◆火起こし&猪食べよう!焚き火大会でした

地球ハグ倶楽部 2018年初イベント、大高緑地公園共催で、なごや環境大学の共育l講座「火起こし&猪食べよう!焚火大会」でした。

晴れてよかった!なんとも暖かなお天気に恵まれ、生後2か月の赤ちゃんまで参加!

親子で、美味しい・楽しい野遊びデーとなりました。

地球ハグ倶楽部の猟師、恵那のまさやんから届いた猪肉を、みんなで火を起こして、たき火を囲みながらいただこう!新年会しよう!という今回の企画。

「縄文時代、大昔のお父さんの仕事って何だったと思いますか?」

「そう!ご飯になる獲物を捕ってくることと、火を起こすこと」

「今は、どうやって火を起こしますか?」

「キッチンで、ひねるか、押すか、3秒あったら火がつきます。」

「IHだと、火もないです。もわ~~~ 」

そうなんですよね。今は、キッチン3秒点火時代。都会暮らしだと、炎すら知らない子供達もいるのですね。

「では、今日は、山に入って、火を起こすもとになる草や木を探すところから始めます。料理に使う枝も探してこよう!」

キッチン3秒点火時代。都会暮らしだと、燃料も、目に見えない。

スイッチを押せば、無限に出てくると思ってしまう。

「これは、災害対策訓練にもなりますね~」といわれましたが、

今回は、みんなで山に入り、野に入り、頑張って、色々収集して帰ってきました。

「火を起こすコツは、小さな火花を大きな炎に育てていくことです。まずは火花火種を出してみよう。」

これは、原始的な方法、モミキリです。

真っすぐな1mほどのセイタカアワダチソウの枝を探します。体重をかけながらすりおろしていきます。

「えーこんなので火が起きるの~?」

「あ、棒の先がちょっとあったかくなった。」

「てをこするとあたたかくなるでしょ。擦り合わせると熱が生まれるの。

いっぱい擦ると熱くなってきて、煙が上がって来て火ができるよ。」

ユミキリ 補助を使って力を加えます。

コツは、切れ目、穴、摩擦面、軸。 

マグネシウムの火打刀で、ようやく火花が着火。落ち葉が燃え始めました。

こちらの写真は、1年生の男の子が点火成功の瞬間。拍手が起こりました。

この火打刀ですら、スピードと圧が必要で、小さな子一人の力では難しいのです。

「では、これは知ってるかな? マッチです。みんなのおばあちゃん達の時代はこのマッチで火をつけていました。」

時代を追っての火おこし体験。マッチも初めての子供達がいっぱい。マッチをつけるのも初めてだと難しいですね。順番にマッチで着火しました。

火を起こし火を育てる手順は、

①摩擦で火花を散らして発火させる(色々な方法を知ろう、火打刀、マッチでも)

②フワフワの草に着火(ススキの穂・セイタカアワダチソウの花など、新聞紙でも)

②枯葉や松ぼっくり・細い枝に着火(スギやヒノキ・松ぼっくり・枯葉のついた枝など、小さなおき火ができる)

③中くらいの枝に着火(ここがみんな難しかったね~ここをクリアできればもう大丈夫!)

④大きなログに着火(これで火が安定してきます)

キャンプでも、着火剤とバーナーを使わずに焚き火ができるといいですね。

「あーせっかくついたのに消えた~もっと細かい枝がいる」やっと種火がついたけど、枝に移らず沈火…

「葉っぱ入れ過ぎ~!空気がないと!」詰め込み過ぎて酸素足りず沈火…

「あおいであおいで~」今度はあおぎ過ぎて、種火消えちゃいました沈火…

「火を起こすってこんなに難しいの?」

試行錯誤を繰り返し、身をもって、体験を通して、学んでいく子供達。

たくさんの炉があったので、たっぷり火と戯れました。

「やっとついた~!」

「よっしゃぁ~!!!」

歓声と拍手とガッツポーズ。一体感がうまれていました。

頑張って自分達でつけた火で、山から取ってきた枝に、パン生地巻いて食べます。美味しいね。

「猪汁、柔らかい~臭み全然ない~美味しい~!」

小学生男子達、おかわりにおかわり。

5杯おかわりのつわものも!

「多分うちの子は、猪は食べれません」

という声もありましたが、我らが猟師まさやんの猪は絶品です♪

「美味しい美味しい」とみんな、どんどんお代わりして食べてくれました。よかったです。

”美味しい・楽しい・美しい”を合言葉に、家族で、自然の中で、楽しみながら、生命力高めて、元気になりながら、体験を通して学んでいます。

これをきっかけに、ご自宅でも、今回の火起こしにとどまらず、エネルギー、燃料、食、自然、環境、獣害、いろいろなことについて、ご家族で、色々調べてみたり、話したり、してみてくださいね。

記念撮影パチリ。 

ここから自由解散、自由参加の午後の部 焚火新年会&懇親会バーベキューへ。

大人も子供も、自由で美味しい遊び時間となったのでした。

・・・続く・・・

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